What's new? New York! ニッパー中山 & ケイジ中山のブログ

NY在住?0年のライター&カメラマンがハードコアな三面記事などを紹介。

日本のおやじ文化の象徴 “居酒屋(Izakaya)” がNYで大流行し金髪娘がオヤジギャルとなっている!

 
  ニューヨークの三大日刊新聞の一つで4月13日付「ディリー・ニュース」紙はフライディー・フード欄で特集記事「日本の味:スナック好きのニューヨーカーが一品料理の Izakaya へ押し掛けている!」を掲載した。
  要約すると「今、Izakaya と呼ばれるジャパニーズ・ターバンが市中にたくさん出現し、大流行している。そこでは一品ずつ注文できる小さな皿料理とお酒が楽しめる。日本で Izakaya はその昔からあった。労働者層の男たちが安い料金で小料理をつまみながら、酒をいっぱい飲める店である。
 日本では、気軽に誰もが行けて、居心地がよく、もっとも人気のある外食形式である、と料理学校クッキング・クラスを担当しているマミエ・ニシダは述べる。定番メニューはアゲダシトーフ、ヤキザカナ、シオカラ、ほうれん草のゴマアエ、小鉢にタマゴとマッシュルームを蒸したチャワンムシなどで、また、サケ、ビール、チューハイの酒類も豊富にある。現在、Izakaya はトレンディーなスポットとなって、市内いたるところにあり、イーストビレッジには7〜8店もある」である。
  日米文化交流史によるとアメリカ英語になった最初の日本語は19世紀にペリー総督が持ち帰ったタイクーン(tycoon=大君)であり、イギリスでは早くも17世紀にソイ(醤油)が英語となった。戦後、日本経済の進出とともにホンダ、トヨタニコンナイコンとなって英語となり、最近では、誰もがカラオケをしっており、地震がおこると “ツナミ” が使われ、アニメ大会は “オタク” と呼ばれ、そして最新の日本由来の英語はこの “居酒屋(Izakaya)” である。
 ニューヨークでは寿司ブームが今も続いているが、さらに、居酒屋ブームが加わった。雨後の竹のこのごとく市内のあちらこちらで赤提灯をかかげたIzakayaレストランが出現して、金髪ガールも当然押し寄せて、彼女たちはオヤジギャル化している。祝祭の気分で歓談しながらいろいろなメニューを愉しく食べられ、さらにガンガンと飲めて、安い金額であがると言うのが、人気の理由だろう。オヤジの象徴「居酒屋」はついに21世紀のアメリカのオーラル文化に伝播された。
おやじ文化の象徴 “居酒屋(Izakaya)” がNYで大流行し英語となる!