What's new? New York! ニッパー中山 & ケイジ中山のブログ

NY在住?0年のライター&カメラマンがハードコアな三面記事などを紹介。

Nipper Blues: Only Yesterday

ニッパー中山のニューヨーク武勇伝!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 真冬の1996年2月21日であった。New Yorkerの格言に「New York の女性とNew York の天気は Never predict!」というのがある。女性はともかく、その日の天候は、まさに、その通りであった。突然、ニューヨーク…

サインはH!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 カナダ。御存じのように北米大陸に位置している。南はアメリカ合衆国に隣接し、北は北極まで、世界第2位の面積を有している。かつてイギリスの植民地であったアメリカが独立したのに対して、カナダは英国連邦の一員…

なぜジャパレスのその日本人ウェイターはチップを拒否した?

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 Tips are greatly! chip(1、切れ端、かけら。2、数切り札。3、経木。) gratuity(1、心づけ、チップ。2、給与金。) 一方がキリスト教的な善意の気持ちと慈悲の精神からチップを与えるとしたら、他方は仏教的…

CD発売が噂されている紐育・ニッパー・ブルースについて

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 ある夏、ブルースで名高いテネシー州メンフィスからミシシッピー川沿いのRt.61を小1時間も車で南下してミシシッピー州にはいり、デルタ・ブルースの発聖地クラークスデールを訪問した。猛烈な湿度で蚊がぶんぶ〜んと…

「ニッパー」とは何を意味するか?

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 祖国ニッポンを飛び出し,紐を育てる紐育(ニューヨーク)で、過ごすは幾星霜。チャイナタウンの電髪設計で身なりを整え、Bagelをかじりながら行く年来る年を考え、これからは “ニッパー”、これがミーに一番ふさわし…

ニューヨークの E.V.(イースト・ビレッジ)のセント・マークス通りで最初にジャパレスを作った男!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 「そのレストランが儲かっているか、否かは、その店のゴミの量を見なさい」ジャパレス・オーナーY氏の言葉 今ではもうイースト・ビレッジ界隈をリトル・トーキョーかジャパニーズタウンと呼べる。 ニューヨークの「ニ…

NYのニッポン人の精神性について!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 今も地球上でカナン(約束の地)といえはアメリカであり、今日も続々と世界中から人々がこの国へやってくる。なかでもニューヨークほど金銭的文化的な夢をかきたてる都市は他にない。そして、チャイニーズの来るとこ…

ニッパーのトポス

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 政治経済関係ならともかく、ニューヨークでの我々の生活が地元新聞に紹介されることはジツにマレである。少ない資料を丹念に検索した結果、それでも三紙で日本人記事に遭遇した。「ニューヨーク・タイムズ」紙、「NY…

スペースド・アウトな 「バイリンのコギャル」 のツルー・ストーリー

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 アメリカという空間に1年いて英語を一回も話さず,日本という空間へ帰って、初めて話した。信じられないでしょうが、本当なのです。 spaced out ---------(1)愚かな。軽薄な。(2)麻薬に酔った。「英語スラング…

「ステーキ」と「ミルク」をオーダーできなかったニッパーの必殺技

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 その土地固着のネイティブ・ランゲージについて知る一番早い方法は国立国語研究所編纂の「日本言語地図」を眺めることだ。同一の語でも東日本と西日本との空間的な差異によって異なる発音がみられる。同様にアメリカ…

マコト君(20歳)の青春ニューヨークYMCA滞在記

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 一物(ポコチン)を握られ、詐欺師(コン・マン)にあい、自転車(チャリンコ)を盗まれ、善良にして従順なこの日本若者にとって、まことに、生き馬の目を抜くニューヨークであった。読者諸氏も抜かれないようにお眼…

赤裸々な在紐育日本女性 “マリちゃん” の麻薬体験告白記

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 ニューヨークの魅力はいろいろある。ある人(ニッパー)にとって観光の場であり、また、ある人(ニッパー)にとって学問探究の場であり,また、ある人(ニッパー)にとって芸術創造の場であり,また、ある人にとって…

愛と幻想のニッパー・ヤング OLの歌

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 少女マンガの主人公に恋をし、そのイメージを現実世界のなかで見つけて求愛し、近い将来、結婚まで考えているニッパー・ヤングOLの歌。少女マンガ「風と木の詩」 まんが、漫画、マンガ、MANGAは日本が世界へ誇る立派…

プロレスのたくらみ、あるいは、ディスカバー・ジャパン

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 今、アメリカで日本古来の男性下着であるフンドシが、オシャレでスポーティーでセクシーでエキゾチックなボディー・ファッションとして、ある性志向の人々の間で広く深くブームになっている。その種の雑誌を見ても広…

あるニッパーの超ヘビー・スモーカー・アメリカ横断旅行記!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 禁煙が我慢できず、LA-NY間でわざわざ3回飛行機を乗り換えた輩。 トイレの一服でブザー その男は雑誌の編集者であった。いつも締め切りに追われ神経をカリカリさせていた。そして,酒よりタバコが好きであった。飛行…

平成版浦島太郎物語

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 ニューヨーク・ジャングルから20年ぶりに祖国へ生還した、あるニッパー・ブラザーのおはなし! ジャングルとは元来の意味での熱帯密林に対して、産業都市と成った後の社会的状況をメタフォリカルに指すこともある。…

深夜の地下鉄で地獄の恐怖と天国の親切さを味わったボンバー斉藤君のNY滞在記!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 ニューヨークの地下鉄ではすべてが起きる。出産、死亡、芸術、強盗、睡眠、脱線、親切,放尿、接吻,麻薬。世界で最大のアーバン・レイルロードは今日も24時間迷路のような地下を走っている。そして、毎分,上記の…

我が輩はアキタ犬「Taro」である!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 アキタ犬が全米、および、世界中のメディアの注目を集めたのはニュージャージー州でアキタ犬「Taro」に死刑が宣告されたときである。次に注目を浴びたのは有名なO.J.シンプソン裁判でアキタ犬「Kato」が殺人現場を目…

ゲイとニセ結婚してグリーン・カードしようとしたギャル!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 学生のときは英文学を専攻していた。しかし、英語はまったく駄目で、いつかアメリカへ行き、もう一度、勉強しようと夢を抱いていた。卒業後、3年間OL し1年分の留学費を貯めてニューヨークへやって来た。学校で会っ…

ホームレス・シェルターで子供を産んだ日本女性!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口“アメリカン・ウェイ・オブ・ライフ” この言葉ほどぴかぴかと光り輝き夢を喚起させる言葉はない。 アメリカ合衆国へ1日に130万人、飛行機2千666機、車34万8千台、船舶520船が国境を通過して入国してくる…

紐育にあった日本人経営の “ホア・ハウス” のトリック、あるいは、日本人の “パツキン神話” について!

文・ニッパ―中山 イラスト・シュン山口 「オランダ人が1626年にインディアンからマンハッタン島を買い取ると同時に、コマーシャライズの売春宿が出来た。」ニューヨーク市の歴史より 正確には1970年の紐育であった。海外旅行が自由化されてから6年…

魔都ニューヨークの日本人詐欺師 K・Y(37才)の悪徳行為!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 「気を付けよう、日本人は日本人に狙われている!」(筆者) ニューヨークは世界的に有名な犯罪多発都市である。殺人、強盗、詐欺など、あらゆる極悪の犯罪が常に新聞のトップを飾っている。最近では邦人がらみの事件…

開店から閉店まで3日間もルイ・ヴィトンでショッピングしたニッパーのショッパーについて!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 日本人の海外有名ブランド好き、ルイ・ヴィトン好きは、その昔、1970年頃にパリの本店での狂乱行列騒ぎとなって、パリジャンの顰蹙をかい、そのミーハー的右向けならいのブランド好き国民として一躍世界へ名を知…

死体をまたいで御出勤したニッパー!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 1969年、NYCのロアー・イーストサイド ”アルファベット・ランド” の ”クレージー・ホット・サマー” について! 「We all come from somewhere, usually somewhere else.」―ニューヨーカーの格言 Freaky(フリッキ…

トージョー・ヤマモトさんのトール・テール!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 95年10月24日付「ザ・ニューヨーク・タイムズ」紙の地元ニュース「メトロ」版に「マンハッタンのハーレムでドミニカ・リパブリック移民の父親を憎悪していた高校生の娘は銀行を信用しない父親が現金2万ドル以…

過激な在ソーホー日本人アーティストの アクション・ペイティングについて!

文/ニッパー中山 イラスト/シュン山口 「如何なるものが見られようとも、それは或る角度をもって見られる」マルセル・デュシャン 60年代の東京・新宿で、石を投げれば必ずイラストレーターにあたると言われた時代があった。80年代バブル景気の頃、ニュ…

ニューヨーカーのマネして口唇を切る!Why?

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 1990年末のニューヨーク。ニューヨーカーの出勤時に革命が起きた。スニーカーブームである。 あるヤングOLが念願の初ニューヨーク・クリスマス観光旅行にやってきた。時差ボケのため朝早く目覚めたのでホテルのま…

ニューヨーク滞在4年、25才、学生S君の地下鉄 "A" 線スリ被害記!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 ハーレムのアポロ・シアターやコットン・クラブが盛況したニューヨーク1940年代。当時、ジャズのデューク・エリントンによって歌われた有名な曲に「Take The "A" Train」があった。ジャズ・ファンでなくても、広…

 その時、咄嗟にでたウソは「ブルース・リーのお墓参り!」でカナダ・アメリカの国境のイミグレーションを突破したニッパーの逸話!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口 その昔といっても、今から約20年前、筆者はハーレムの中学校前を歩いていたら、突然、クラスの授業をそっちのけで、珍しい東洋人の私を見つけた生徒たちが窓より大声で「ブルース・リー!ブルース・リー!」と叫び…

ニューヨーカーへ寿司を広めた日本人柔道家「大石四郎」のアネクドート!

文・ニッパー中山 イラスト・シュン山口「この国の主婦の作る料理とは、ただ缶詰を缶切りで切ることである。」アメリカの主婦の料理学説より。今ではニューヨーク市民820万のうち、たいていの人々がテリヤキ、テンプラ、スシ、サシミ等の単語は知っていて…