What's new? New York! ニッパー中山 & ケイジ中山のブログ

NY在住?0年のライター&カメラマンがハードコアな三面記事などを紹介。

NYの古書店ストランド・ブックストアで麻薬写真集「It’s All Good」と60年代からのアングラ新聞紙集「Free Press / Underground & Alternative Publications 1965-1975」をゲット!

ちょっと本好きな人がNYを訪問するとき、必ず立ち寄る有名な古書店が、イーストビレッジ13丁目 &ブロドウェイーにある市最大 “ストランド・ブックストア”(1927年創立)だ。インタ―ネットで何でもさがせる時代、NYから古書店がめっきり少なくなった。ここは我が家より歩いていける距離であり、散歩がてら、ひさしぶりにのぞいてみた。当店は5〜6年前まで古色蒼然のおもむきで、とくに地下は迷路のようであった。それが今では改築され、明るく高い天井となりエレベーターまで設置された。中でも2階の写真集売り場の充実はすごい。ここで二冊購入し、毎日、楽しくパラパラと眺めている。新刊の麻薬写真集「It’s All Good」2006年 powerHouse Books 出版を1/3の値段でゲット。NYのブルックリン区やクイーズ区のローア・インカム・ハウジング・プロジェクトで銃を手にしたギャングやジャンキーのヤク打ち姿が撮影さている。これまで手元にユージン・リチャーズの麻薬写真集「Cocaine Blue」(Aperture 出版社)があり、これでドラッグ写真集はニ冊になった。もう一冊は新刊同然の「Free Press / Underground & Alternative Publications 1965-1975」(2006年 Universe 出版社)である。この国で60年代にビートやヒッピー、スチューデント・パワーやブラック・パワーが対抗文化と反体制運動を起こし、各都市でフリーペーパー(自由な精神の)でオルターナティブ(慣習にとらわれない)タブロイドアンダーグラウンド新聞紙が発行された。これらの復刻版集である。ミーも本棚にわが町E.V.の「The East Village Other」紙オリジナル数部と「The San Francisco Oracle」紙 Facsimile Edition 1991 があり、そのラディカルな時代に感嘆する。