What's new? New York! ニッパー中山 & ケイジ中山のブログ

NY在住?0年のライター&カメラマンがハードコアな三面記事などを紹介。

ニューヨークでアントニオ猪木直撃インタビュー!

9月20日(現地時間)、ニューヨーク、マンハッタン、ハドソン・ホテルにて

「ニューヨークで何かが起こる」と言い残して、アントニオ猪木が16日、成田空港から居住地ニューヨークへ戻ってきた。20日、急遽、義理の息子で新日本プロレス社長サイモン猪木がロスからニューヨークへやってきてアントニオ猪木と合流。米プロレス界の現状と今後の新日本再生ついて話し合いがおこなわれた模様である。ミッドタウンのホテルの屋外ガーデンで猪木さんはサイモンと二人の日本人ビジネスマンとミーティングをしていた。少しだけ時間をもらい猪木さんへインタビューをしてみた。

今月、9月11日で、WTCテロ攻撃から5年目を迎えました。惨事のとき猪木さんもニューヨークにいて大変な目にあったそうですが、グランド・ゼロにリバティー・タワー建設決定されました。最近、ニューヨークはどう見ていますか?

猪木/も〜う、ニューヨークに住んで5〜6年になる。その前はロスにいた。最近、ニューヨークのアパートのレントがすごく高騰しているね(笑)。子供の教育のこともあるので、あと、何年かこの街に住む予定だ。だけどこのニューヨークでいろいろなビジネスの話がきている。アルゼンチンの次期大統領候補の政治家と会うことになっている。また南米ベネズエラチャベス大統領が国連での演説のため来ているが、11月ごろ会談をもつことなっている。チャベスは来月は大統領選なので、その後にということで、、。今、ニューヨークにてプロレスとは関係なくて、よりグローバルなビジネスを仕掛けて行こうと思っている。今日はサイモンが乱入してきた。明日は明日で、また、モロッコの王様と会うことになっている。

今年3月にニューヨークにオフィスをもつMMA(ミックスド・マーシャル・アーツ=総合格闘技)の新団体「IFL」(インターナショナル・ファイト・リーグが発足し、2週間前、オレゴン州ポートランド大会で猪木チームが初参戦した。残念ながら負けてしまいましたが、これから、こちらの方にも力を注いでいくのか?
猪木/一応、名誉会長になっているので、あと、韓国の方も、11月2日にWXFという総合の団体から話がきているので、ちょうどアリ戦30周年記念イベントとしてやっていく。あと、この間、北朝鮮へ行ってきたが、オレを看板にかかげて世界格闘技団体をつくりたいとう意向がある。あと、ジャングル・ファイトが12月9日、ブラジルのリオでやることになっている。だから、もう、一カ所にとどまっている時間がない、、。有り難いことでもあり、また、一面、面倒くさいなという気持ちもするが、、、。それより、皆、若い人たちが成長してきているので、それぞれ役割を負担すれば、もっともっと面白い事ができる。も〜う、一つは何遍も言ってるごとく、資金的なもので、興行には金がかかるよと、、。金をかければいいということではないが、それなりの規模でやろうと思うと大きな金がかかる。

イノキ・ゲノムはよりスケールが大きくなるのですか?
猪木/この前も記者会見で話したが、韓国でもやりたいと言ってきているので、価値観が一番いいとこでやればいいと思っている。いずれ、これからはもっと交流して行かないと駄目だ。今日、サイモンはきっとマクマホンと何か会議をしてきたのだと思うが、、、、オレは何も聞いてないが、そんな動きが日米のプロレス界でなりつつある。

これまで,毎年、WWEが年に2回来日しています。最近、WWEも一時のパワーがなくなっています。これから新日本に対する期待は?
猪木/それはサイモンに聞いてくれ。俺はもうプロレスにタッチはしてないから、、。すべてサイモンに任せてある。俺自身はプロレスで動いていない。明日はサウジアラビアの王様のシニア・アドバイサーと会うが発電機や油の精製システムとか「イノキ・プロジェクト」へ協力してもらうことになっている。

後記/10月18日発売「週間プロレス」誌はサイモン猪木が表紙で社長自らリングあがりレスラー蝶野退治へ名乗りをあげた。サイモンがNYへ来てアントニオ猪木さん会合をもったのは、この件であったのだ。