What's new? New York! ニッパー中山 & ケイジ中山のブログ

NY在住?0年のライター&カメラマンがハードコアな三面記事などを紹介。

紐育電脳空間 (WiFi) 最前線情報


ニューヨークの電脳空間 (Wifi) に新しい環境整備が始まっています。これまで、地下鉄駅構内や公園や図書館や空港等の公共の場では無料の電脳空間が設置されていましたが、これに新しい場所が加わりました。
うちの前のアベニューの公衆電話が次々に撤去され、何が始まるのかと思っていたら、そこに、新しくモダンな、土台の幅が1メートルで、厚さが30センチで高さが約3メートルの長方形のタワーが設置されました。LinkNYC 計画というものだそうで、両面の電光掲示板には大きな広告が現れ、広告収入もかなり?得ているようです。

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まみさんの人形のサイト MamiDoll Collections

私のブログやギャラリーのサイトを制作しているまみさんが初めてサイトを立ち上げました。
まだまだ始めたばかりですが、彼女が作った人形を紹介しています。
下のリンクまたはサイドバーのリンク内の一番下から行けますので、どうぞお楽しみください。

http://mo2274.wp.xdomain.jp

ブルックリンのレストランや音楽店などでマリファナが大量に売られる

2010年4月12日(現地時間)NY 発

NY はイースター祭りがすぎ、やっと春の陽気となってきた。路上の木々は白い花を咲かせ、公園の桜は満開である。まさに当地は春爛漫で、人々は半袖となり、一斉に外へくり出し始めた。
5月最初の土曜日は恒例のグローバル・マリファナ・デーである。毎年、世界の大都市でマリファナ合法化運動が催される。ニューヨークでも、大パレードがダウンタウンで行なわれ、ポリスの警戒を横目に正々堂々とこの日ばかりはハッパ愛好者が、大手をふってプクイチを同士とともにキメることが出来る。先日、60年代のヒッピーの発祥地であるマンハッタン区イースト・ビレッジの路上では早くも静岡でもないのに茶のかおりが漂っていた?マリファナ・デーを待てない若者たちがポリスの目をかすめてお茶がわりに、もう一つのティーを廻し飲みしていた。
ブルックリン区は市最大の人口でマンハッタン区と同様に人種のルツボでゴージャス・モザイクをなしている。山の手線内側ぐらいの面積に10ぐらいのミニ独立国があるような地である。この区のまん中あたりにクラウン・ハイツ地区がある。東西のメインストリートはブルックリン植物園に面した広い道路のイースタン・ハイウェイで、毎年、西インド・パレードが催される。南北には繁華街のノストランド・アベニューがある。90年代初め、この地区のユダヤ人ハシデック派住民とアフロ・アメリカンの間で人種問題による “クラウン・ハイツ暴動” が起き、世界へその名を馳せた。今、また再び、今度は市最大のマリファナ売りのメッカとして名を馳せている。

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写真展のお知らせ

私の写真展 ”Abstract Color Photography/ Trompe-L'Oeil Series” を Exposure exhibition の中で行います。ぜひ、お越しください。

Ceres Gallery
547 W 27th, Suite 201, New York City, 10001
11月25日-29日

50発乱射の警官が無罪!



4月25日(現地時間)、重大な判決の日がきた。ニューヨーク市クイーンズ区のキューガーデンにあるクイーンズ最高裁判所周辺はものものしい雰囲気となった。上空にヘリコプターが舞い、万が一の暴動にそなえて数百人の NY 市警察官が厳重な警戒態勢をひいた。この日の朝9時、同裁判所のアーサー・クパーマン判事法廷で「NY市警官の50発乱射で死亡したショーン・ベル裁判」公判の評決がおこなわれた。8週間に及ぶ公判で50人以上の証人が法廷にたった。殺意のない殺人の故殺罪で3警官(白人1人、黒人2人)が起訴されていた。判事は「検察側の証人は信用出来ず、被告たちの行動の不当性は証明できない」とし、陪審員は被告である警官の行動性の正当を認め「無罪」の評決を下した。裁判所前で数百人の人権擁護団体やベル氏の支持者が判決を見守っていた。突然、抗議者がバリケードを倒し「マダー!人殺し!KKK!」と叫びながら立ち去った。
市長は「明らかに過度の発砲であったが、この裁判では勝者も敗者もない」と述べ、黒人指導者のシャープトン師は「正義が流産した」と司法を批判した。怒った犠牲者の父親は「判事は私の顔にツバをはいたので “リーガル・バトル” が続く限りこの都市を、クイーンズを、ウォールストリートを閉鎖しろ」と公言した。

事件は以下のように起きた。                                                   
2007年11月25日(現地時間)、市内クイーンズ区の居住者で二人の子持ちの黒人男性のショーン・ベル(23才)は数時間後の結婚式を控え、友達二人と「最後の独身パーティー」に、同区ジャマイカ地区のストリップ・クラブ “カルア・キャバレー” へ繰り出した。その夜、クラブは麻薬とガンと売春の容疑で市警刑事がオトリ調査の内偵中であった。朝4時頃の閉店後にクラブ外でお客達が激しい口論を起こした。これを監視していた刑事はベル氏たちがガンを取りに車に戻ったとおもい、逮捕に出たがベル氏は車を急発進させ覆面パトカーへ突進して逃走を図った。3人の刑事が一斉に拳銃を発射して合計50発の銃弾を浴びせた。即座にニューヨーク中の黒人社会から激しい抗議の声があがり、NY 市民は裁判の行方を固唾のみ注視していた。