ジョン・レノン６６才誕生日にセントラルパークのストロベリーフィールドで多数のファンが祝福！

１０月９日、ニューヨーク発
ケイジ中山

　１０月９日、NYは真夏のような陽気となった。残暑のインディアン・サマー（この国で都合の悪いことはすべてマイノリティーの責任にする。ごめんなさい、ネイディブさん）である。
　ところで、イマージンできるか？ジョン・レノンが今日で６６才になった。市営交通のメロトカード＄２使い地下鉄R線NYU 駅よりアップタウンへ向かい、３４St.駅でB線に乗り換えて７２St.駅で下車した。地上へでると十字路に警官がいて巨大な砦みたいな古いビルが目にはいった。ジョンとヨーコ・オノが住んでいたダコタハウスだ。路上にはレノン・ブロマイドや９／１１写真売り屋台が立ち並んでいる。人々は薄紅葉のセントラルパークの方へ流れていて、一緒に歩んだ。やがてビートルズの曲が聞こえてきた。自然と集まった若い子供ずれ夫婦やベビーブーマーなどで動きがとれなくなった。ストロベリーフィールドを囲んでベンチの上から木にまで登って多数のレノン・ファンが取り囲んでいる。中央へレノン写真とロウソクとアップルと花束が置かれ、サンデーミュージシャンが入れ替わり交代でレノン曲「イマージン」などを演奏している。参列者たちはセンチメンタルに口ずさみながら誕生日を祝福していた。
　ここは２６年前にレノンが殺害された場所である。犯人のデビッド・チャプマンは２０年以上から終身までの刑でNY州アティカ刑務所へ収監されており、今月に釈放公聴会が開かれる。